名残月の家なごりづきのいえ

住宅密集地で庭と共に豊かに暮らす

【名残月の家(なごりづきのいえ)】

住宅密集地に位置し高低差のある西側と北側に接道の南北に長い形状の敷地。
隣地との距離感が近い中でいくつか存在する空の抜けを捕まえる位置に窓を設置、密集地ながら南にしっかりとした庭を確保し、庭と繋がる広がり間取りのLDK空間を実現しました。
内部の複数の吹抜けは、隣家の間の空から注ぐ光を1階へ導きます。
その窓のひとつからは、夜明けの空に残った月もふとした瞬間に望むことができます。

性能概要

耐震

・耐震等級3(最高等級) の 1.48倍の耐震性能
・中地震の安全性
 :許容応力度計算法により各部位毎に確認
・大地震時の安全性
 :保有水平耐力計算法により各階の地震せん断力に対しての保有耐力を確認

断熱

・断熱等級6+の断熱性能
 UA 値 0.46
・断熱等級7の日射遮蔽性能

省エネ

省エネルギー等級 6 (HEAT20 G2相当) の1.36倍の省エネ性能ゼロエネルギーの建物

内部結露

夏冬ともに内部結露対策済

最新の研究知見の活用

・耐震シミュレーション (時刻歴応答解析)

・パッシブデザインの活用

・温熱シミュレーション(非定常計算による 24 時間 365日のシ
ミュレーション)

伝統の職人技術の再現

・佐官職人による「漆喰(内壁)」

・建具職人による手仕事の木製建具

現代の匠の技術

・一品生産の手仕事の家具

・様々な木材を使用し特性を活かした用途設定と表現

・現代の匠大工による芸術的な細部の納まり

特別な素材

・高性能な木製窓

・稀少材のビンテージオーク材乱貼の床

・一生涯保障の断熱材アイシネン

・環境負荷のすくないドイツ製の自然塗料

・調湿作用を確保しながら、水拭き可能なオリジナルの漆喰

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