設計:(株)大橋利紀 建築設計室
施工:Livearthリヴアース
庭と共に家族と豊かに暮らす
美濃加茂市の東部に位置し、なだらかな台地で低山に囲まれた住宅地。
隣家はまばらで敷地に余裕があり家と家の間より低山の樹木を望むことができる。
南北の抜ける視線を活かし、北の庭と南の庭の中央に
リビングとダイニングを配置し曲面の天井で優しく覆う計画とした。
L字型の平面形状で中庭を2方を囲むように建物を配置。
外壁には日本古来からある伝統技法で手焼きした焼杉を使用し、平屋形状で風景に馴染む佇まいとした。
草木のなびきなどで風の動きを感じることを「風の色」といいます。
周囲の山々や南の庭、北の庭の木々、草花が四季を通じて味わうことのできる平屋です。
性能概要
耐震
・耐震等級3(最高等級) の 2.10倍の耐震性能
・中地震時の安全性
:許容応力度計算法により各部位毎に確認
・大地震時の安全性
:保有水平耐力計算法により各階の地震せん断力に対しての保有耐力を確認
断熱
・断熱等級6+の断熱性能
・断熱等級7の日射遮蔽性能
省エネ
・省エネルギー等級 6 (最高等級) 2.4倍の省エネ性能ゼロエネルギーの建物
・建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)
:最高等級認定相当
・ゼロエネルギー住宅
内部結露
夏冬ともに内部結露対策済
最新の研究知見の活用
・耐震シミュレーション (時刻歴応答解析)
・パッシブデザインの活用
・温熱シミュレーション
(非定常計算による24時間365日のシミュレーション)
・拡張アメダスデータの活用
・年間を通した太陽高度の変化を考慮
伝統の職人技術の再現
・三角焼きの焼杉
・左官職人による「漆喰(内壁)」
・建具職人による手仕事の木製建具
・畳職人による3倍の密度で編んだい草畳
現代の匠の技術
・木1本1本の個性を活かした手仕事の家具
・樹種の特性を活かした用途設定と表現
・現代の匠大工による芸術的な細部の納まり
特別な素材
・高性能な木製窓
・稀少材の幅広オーク材乱貼の床
・一生涯保障の断熱材アイシネン
・環境負荷のすくないドイツ製の自然塗料
・1枚1枚表情が違い、独特の風合いのある錆石
・岐阜県産の良質な杉や檜
・調質作用も確保しながら、水拭き可能なオリジナルの漆喰